週刊少年ジャンプにて新連載が始まりました。
「トリコ」の作者、島袋光年先生による「BUILD KING」です!
建築バトルマンガらしいですが、どういうことなのかよくわかりませんね。
でもきっと面白いのでしょう!
当サイトでもネタバレと考察記事を書いていこうと思います。
1話のネタバレ
以下ネタバレ注意↓
巻頭カラー
竜宮城に悪魔城…あらゆる建造物には作り手がいます。
そんな無理難題な建築に挑む大工たちの物語のようです。
トンカチとレンガ
人類居住エリア外のハンマー島は、その名の通り海にハンマーをそのまま叩きつけたような形をしています。
火山が噴火し、恐竜や猛獣たちが沢山います。
そんなところで突然茂みから木で出来たつぎはぎの家が出現します。
家は大きく揺れ出したと思えば茂みから飛び出しました。
「やっほー!ついに出来たぞー!」と少年は家を担いで走るも、石につまずいて転んでしまいました。
少年の名前は「とんかち」。大工です。
転んだことは気にも留めず「今度こそ念願のマイホームじゃー!」と喜びます。
そこへ怪物トロルがやってきました。彼らは家喰いと呼ばれているようです。
とんかちは家の中へ入り「今度の家はガンジョーだぞ」と家喰いを挑発しました。
しかし、家喰いがフーっと息を吹くと一瞬で家は吹き飛んでしまいました。
『「ふー」で?』と驚きながら逃げるトンカチでした。
別の場所には、西洋風の兜のようなデザインの頑丈そうな家。
家の外では「レンガ」という少年が薪切りをしていました。
そこへ家喰いに追われているとんかちが猛スピードで後転をしながらやってきました。
「兄ちゃん、どうしたの?」とレンガ。レンガはとんかちの弟のようです。
2人は家の中に逃げ込み、家喰いは思い切り家を殴りますが、ミシミシと音を立てるだけで壊すことは出来ませんでした。
とんかちの家
レンガは”ネジ茶”を淹れ、とんかちは置いてある”釘チョコ”をつまみながら家が壊れたいきさつを話しました。
トロルは3人がかりで家を殴っていましたがついには壊すことができず帰っていきました。
レンガはとんかちに「早く強い家を作らないと」と諭します。
とんかちはいつも一撃で家を建てており、強度はないようです。
「親方が出てってから3年…そろそろ迎えも来る頃だ」とレンガは言います。
3年前、二人にはシャベルという親方がいました。
シャベルはビルドキングという建築の工事に行くために島を出るそうです。
ビルドキングとは、『巨大な山脈マンション」や「マグマに浮かぶ暗黒城」など、太古から残る奇跡の建造物たちの総称。生物が絶滅するほどの天変地異を何度も耐え抜いた伝説です。
2人も行きたがりましたが、当時のとんかちとレンガでは近づくこともできないような現場です。
そこで、厳しい環境のこの島でそれに負けない家を建てて暮らすことを条件として、2年程したら迎えをよこすと約束しました。
最終的に家喰いのボスにも壊されないような家が理想だと言う親方でした。
しかし、とんかちは本当に来るのか疑っているようでした。
家喰いのボスも、親方が閉じ込めた檻からまだ出ていません。
とんかちは毎日レンガの家に泊まっているようで、この日も泊まることになりました。
その夜、家喰いのボスが遂に檻を破って出てきたのでした。
親方の思い出
ハンマー島は巨大な台風の眼の中にあり、人が近づくことはできません。
さらに嵐や地震に噴火、凶暴な猛獣が多く、人間はレンガととんかちの二人だけです。
2人はどうやって島にたどり着いたかは覚えていませんが、毎日必死に生きていました。
何度も死にかけましたが、5年前のある日家喰いのボスに襲われそうになっていることを親方が助けてくれました。
親方はそこで家を建て、二人に建築と、どんな環境でも大工は「安心」と「平和」を作れることを教えました。
この島には言葉を使う動物も多く、今では彼らの家も二人が作っています。
その日もリフォームの依頼を受けていたレンガですが、依頼主のコテペンギン達がレンガの家へ押し寄せました。
家喰いのボスが迫っていました。
知らせ
その時とんかちは、建築を教わりたいというカッパ達と話していました。
しかし、とんかちが強いことは認めるものの、建築の腕は微妙だとうすうす気づいているようです。
そんな時、とんかちは家喰いのボスが檻から出たと知らされました。
立ち上がるとんかちに、カッパは「工事だね」と言います。
とんかちは、風で波が立つほどのスピードで走り出しました。
そして、背中からハンマーを取り出し、地面を叩いた反動で空へ飛びあがりました。
岩をジャンプで伝いながら、あっという間にレンガの家に到着しました。
そこには壊れたレンガの家と、倒れこむコテペンギンとレンガの姿がありました。
レンガはペンギンたちを守れなかったことを悔しがっています。
とんかちが振り向くとそこには家喰いの軍団と、彼らの倍の大きさはあるボスがいました。
わいがお前の家
レンガは「安心できる場所じゃないと意味がない」と悔しがるレンガを、とんかちは「いつかビルドキングのような強い家が造れるまで何度でも挑戦したらいいんじゃ」と励まします。
そして鉢巻を締め「家を築くのはお前に任せる」と言いますが、レンガには「じゃあ兄ちゃんは何が築けるんだよ!」と言われてしまいました。
その時、家喰いのボスがとんかちに殴りかかりました。
レンガが恐る恐る目を開けると、とんかちが拳を受け止めており、「わいは平和を築ける」と言っていました。
とんかちは「3年前とは違う」と言ってハンマーを取り出しました。
家喰いのボスは両こぶしを握り、振り下ろします。
「今はわいがお前の家じゃ」と言ってハンマーでボスの拳を叩くと、その衝撃でボスは後ろに倒れこみました。
「どーなるか覚悟せーよ」と凄むとんかち。
レンガは昔のことを思い出していました。
昔も猛獣に襲われたときはとんかちが追い払い、「いつか強い家が造れるまではわいがお前を守る家になる」と言ってくれたのでした。
ビガーハンマー10メートル
とんかちが持っているのは、活力を伝える工具「ビガーハンマー」。
親方からもらったもので、柄を伸ばせば伸ばす程威力が増大します。
ハンマーを10mまで伸ばし、「ビガーハンマー10メートル」という技名とともに、家喰いのボスに叩きつけました。
その威力は、周辺の地面が砕けるほどです。
レンガは昔を思い出します。
昔、「家族に捨てられたのかな」と悲しむレンガに、とんかちは「わいが兄貴になって、レンガをずっと守る」と言って二人は兄弟になりました。
それから、とんかちはいつも「トロルに家を壊された」といって泊まりに来ていましたが、それはレンガを心配してのことでした。
迎え
さすがに10メートルは腕にくるようですが、なんとか回避した家喰いのボスも腰を抜かしています。
「わかったんかい!」と叫ぶとんかちに、家喰いのボスはなんと「わかりますた、すんませんですたー!」と謝りました。喋れたのかととんかちもビックリ。
トロルのボスを倒したことで島のみんなは沸いていました。
そこへ、一隻の船がやってくるのをレンガが発見します。
「迎えが来た」と喜び合う2人。
「よし行こう、親方の現場へ」とレンガ。「目指す物件は”ビルドキング”じゃあ!」とトンカチが言ったところで一話は終了。
考察
斬新な世界観で面白いですね~!
「トリコ」でもグルメとバトルが融合してましたが、今回は建築とバトル。
きっと二人でビルドキングを造ることになるのでしょう。
まだ1話なので考察も少し難しいですが、可能な範囲で考察してみましょう。
なんでもトリコ基準で考えちゃいそう…。
考察1 親方の強さ
ビルドキングを作りに行くくらいですから、相当な強さと建築技術をもっていることでしょう。
レンガが丁寧に造った家を壊せるトロルのボスを、5年も閉じ込めておける建築を一瞬で造ってしまうほどです。
トリコではお父さんが最強みたいな感じでしたし、親方も最高の建築家だったりするのかもしれませんね。
考察2 建築技術
そもそもこの世界での建築技術って速さと頑丈さが重要と考えていいんでしょうかね。
素材集めや工具集めをしながら冒険するんだろうな~とは予想ができますが、建築の美しさなんかも評価点なのでしょうか。
美しさをとにかく極めたい人は出て来そうですよね。サニーみたいな。
考察3 とんかちの建築
とんかちとレンガは「二人で一人前!」を最後まで貫くのでしょうか。
とんかちが強いのは頼もしいですが、建築が下手ならビルドキングに携わることも出来ないのではないでしょうか。
2人は別々の道を歩みだし、それぞれが成長していくという展開はありえそうです。
その場合レンガが闇落ちしないことを願いますが…。
考察4 工具
とんかちが必殺技っぽくビガーハンマーの攻撃を繰り出していましたが、技名は「ビガーハンマー10メートル」。
トリコでも「〇連釘パンチ」でしたが、ナイフやフォークなんかもありました。
さすがに技が一個だけということもないでしょうから、他の工具も登場すると推測できます。
レンガものこぎりのようなものを持っていました。どんな特徴があるのでしょう。
「伸びる」だとビガーハンマーとかぶりますし、「勝手に動く」だとチェーンソーでいいじゃんって気がします。電気が通ってる世界じゃないかもしれませんが。
レンガはパワー系じゃなさそうなので、「めっちゃ繊細に切れる」とか?
ヒントが少ないので難しいですね。
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