敵連合の一人、Mr.コンプレス。
派手なバトルシーンこそ少ないものの、敵連合を支える主要メンバーの一人です。
そんなMr.コンプレスの素性がついに明らかになりましたので、今回はそれを紹介します。
Mr.コンプレス
本名「迫圧紘(さこ あつひろ)」。
敵連合の一人。
敵連合の「開闢行動隊」として雄英高校1年の林間合宿を襲いました。
普段は仮面をとシルクハットを身に着け、丈の長いトレンチコートを着ています。
仮面はその時々で模様の異なるものを身に着けており、仮面の下には目出し棒をかぶっています。
「オーバーホール」に左腕を破壊され、現在は左腕は義手をつけています。
超常解放戦線となってからは、開闢行動支援連隊「BROWN」の隊長になりました。
Mr.コンプレスの素性
Mr.コンプレスの素性については今まで名前しかわかっていませんでした。
しかし、291話にて荼毘がエンデヴァーの息子であると暴露した際に「何だお前も血筋か」と呟いていました。
このことから、ヒーローの親戚なのではないか?と噂されていました。

そして294話にて、自分が稀代の盗人「張間歐児」だと明かしました。
張間歐児
張間歐児はあまり馴染みがないかもしれませんが、過去に一度だけ登場しています。
171話でジェントルクリミナルの動画が流れるシーン。
動画の冒頭で、歴史に残る敵(犯罪者)として「稀代の盗人 張間歐児」とそのビジュアルと一緒に紹介されています。
もしかしてMr.コンプレスって張間の子孫とか…? pic.twitter.com/8ap9FOmQ7r
— 酸化鉄 (@tawashi2101019) November 26, 2020
今回294話でさらに詳しい張間の紹介がされていました。
ヒロアカ世界の歴史も踏まえて簡単に説明します。
”個性”が発現してからは人間という規格が崩れ、社会は混乱に陥りました。
そこで登場したのがヒーローで、自主的に救助活動や敵退治を行っていました。
それまでヒーローは見返りを求めず活動していたのでしょうが、やがて現在のようにヒーローは職業として認められるようになります。
それからは富や名声を求めてヒーロー活動をする人も増えてきました。
しかし、そんなヒーローを”嫌う人たちもいました。
そのうちの一人が張間歐児です。
私腹を肥やす”ヒーローモドキ”から金品を盗み、市井にバラまき”世直し”を訴えました。
Mr.コンプレスの目的
敵連合の主要メンバーは「社会を変える」というような目的をもって加入した人が多いです。
では、コンプレスの目的は何だったのでしょう。
過去
コンプレスが自分の目的や過去を話すシーンはほとんどありません。
コンプレスの思想が垣間見える数少ないシーンが85話。
攫った爆豪を敵連合に勧誘する際に「ここにいる者事情は違えど人にルールに縛られ苦しんだ」と言っています。
コンプレスも何かに苦しめられた過去があるのかもしれません。
また294話で「張間よ、あんたの為せなかった”世直し”は俺のボスに任せる」というモノローグがあります。
このことから単純に悪事を働きたいわけではなく、”世直し”を目的にしていたことがわかります。
張間の意思をそのまま継いで、ヒーローモドキを嫌っていたのかもしれませんね。
家族
294話のコンプレスの回想では、親らしき人から
「うちの家系には不正を暴かんとする正義の血が流れている」と言われています。
ただし、この場面だけでは
- 家族ぐるみで現行ヒーロー制度を嫌っていたのか
- 家族はヒーローが好きだったのか
どちらか判断しかねます。
家族が犯罪で生計を立てていて、言い訳の様に「正義の血が流れている」と言っていた可能性もあります。
手品が得意だったり身のこなしが軽いのは、家庭環境が影響しているかもしれません。
犯罪とまではいかなくても権力を嫌っているというパターンもあります。
逆に一般的なヒーローが好きな家庭で、ヒーローを目指すコンプレスを後押しするために言ったかもしれません。
いろいろな可能性が考えられますが、現段階で判断するのは難しそうです。
まとめ
敵連合のMr.コンプレスは、稀代の盗人「張間歐児」の子孫であることがわかりました。
そして張間の意思を継いで”世直し”をしようとしていたのでしょう。
しかし、家庭環境や過去については判断が難しいです。
もう死にかけなので出番は残りわずかかもしれませんが、敵連合を支えたキャラとしてもう少し掘り下げてくれるかもしれません。
期待して待ちましょう。
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