燈矢が荼毘となった経緯の全てが明らかになりました。
事件を振り返り轟家が出した決断とは!?
301話の振り返り
森の中の隠れ家にいる荼毘。「地獄の底で俺を見てくれ」と血の涙を流しながら呟いていました。
燈矢(荼毘)は炎の個性を持ちながらも、熱への耐性が弱い体質でした。
エンデヴァー夫妻は燈矢がヒーローになるのを諦めさせるために、次の子どもを設けることを決めました。
焦凍が生まれ、夫婦は安堵する一方、燈矢は絶望していました。
エンデヴァーに「ヒーロー以外にも沢山の世界がある」と言われますが、燈矢は「無理だ」と泣いています。
そして「俺を見ろよエンデヴァー」と言って焦凍に襲い掛かったのでした。
302話のネタバレ
以下ネタバレ注意
焦凍の隔離
エンデヴァーは焦凍を他の子たちと近づけないことを決め、燈矢から目を離さないよう冷に言いつけました。
「燈矢はあなたに見てほしいんだよ」と言う冷。
「俺はヒーローの世界しか見せられない」と言うエンデヴァーに冷は「逃げてるだけじゃないの」と返しました。
その5年後。
燈矢・夏雄・冬美が遊んでいるのを窓から見ている焦凍。
「いっかいだけでいいから燈矢兄たちと遊ばせて」とお願いする焦凍ですが、エンデヴァーには許してもらえず訓練に連れてかれていました。
その夜、布団の中で燈矢は夏雄に話しかけていました。
「そりゃあの時は俺が悪かった。俺たちは失敗作だから相手にされない」などとペラペラ話していました。
夏雄は眠そうにしながら「たまには姉ちゃんとこで言ったら?」と言いますが、燈矢は泣きながら「夏くんしか理解できないから話してるのに!家の女は皆だめだめなんだ!」と声を荒げました。
燈矢の特訓
山へ訓練に出かけようとする燈矢を引き止める冷。
そして燈矢に「燈矢おまえ、本当にヒーローになりたいの?」と聞きました。
「お父さんに縛られて苦しんでいる様に見える。もっと外を見てなりたい自分を見つけて」と話します。
しかし燈矢は「お母さんが何を知ってんだよ」と怒りました。
「おばあちゃんが貧乏だったからお母さんを売って俺が生まれた。お母さんも加担してんだよ」と言って出ていってしまいました。
燈矢が13歳の冬、燈矢の二次性徴に合わせて個性も強化し、炎の色が赤から蒼へ変わりました。
燈矢は喜び、「今度の休み山へ来てよ」とエンデヴァーを呼びました。
エンデヴァーは燈矢が服で見えない部分を火傷しているのを見て、怒ろうとします。
しかし燈矢も負けじと「必ず来て」と続けます。
「オールマイトにも負けないかも。俺を作って良かったって思うから!」と泣きながら訴えました。
エンデヴァーは怒り、冷へ「なぜ止めなかった」と怒鳴り散らしていました。
焦凍は「お母さんをいじめないで」と泣きながら反抗しますが、「関係ない話だ!」とエンデヴァーはやめません。
夏雄と冬美も別の部屋で耳を塞いで怯えていました。
暴走
結局エンデヴァーは山へ行くことはありませんでした。
現代のエンデヴァーは「なんと声をかけていいかわからなかった」と振り返ります。
燈矢はその日、山でエンデヴァーが来ず、泣いてしまっていました。
すると目の下から火が出てきて、さらに全身が燃え始めます。
燈矢は炎を止めることが出来ず、山ごと火だるまになっていました。
荼毘はその日のことを「火力の上げ方しか教えてくれなかったもんなあ」と振り返っていました。
その後
エンデヴァーは「燈矢を殺してしまったことで後に引けなくなり、焦凍に傾倒していった」と、
冷は「燈矢が消えてエスカレートするエンデヴァーが悍ましくて、子どもにその面影を見るようになった」と、
冬美は「壊れているのを知りながら怖くて踏み込めなかった」と、
夏雄は「エンデヴァーをぶん殴って燈矢と向かい合わせてやれてたら」と、それぞれ反省をしました。
そして冷は「今回のことは私たち全員の責任。心が砕けても私たちが立たせる。あなたは荼毘と戦うしかない」とエンデヴァーに言いました。
エンデヴァーは「おまえ本当に冷か?」とポカンとしています。
冷は「私よりつらいはずの子が私をお母さんと呼んでくれた。雄英でお友達を作ってつなぎとめてくれた。焦凍が轟家のヒーローになってくれた」と話しました。
焦凍は「泣き終わったら立てよ。皆で燈矢兄を止めに行こう」とエンデヴァーに手を差し出しました。
エンデヴァーは号泣し、病室の外ではホークスとジーニストが聞いていました。
考察
燈矢が夏雄に話してる場面がもう荼毘感が強くて笑っちゃいました。
しかしなかなかみんな辛い境遇ですね。
それでは考察していきます。
あの日
荼毘は以前「あの日以来エンデヴァーが嫌がることをずっと考えてきた」というような発言をしています。
”あの日”がいつなのか気にしていたのですが、今回で絞れそうです。
- 体質が変わってきた日
- 焦凍が生まれた日
- 焦凍を襲った日
- 山火事の日
以上が候補ですが、どれも燈矢の人生を変えるような出来事が起こっています。
荼毘の発言からは”あの日”以降エンデヴァーを恨むようになったと読み取れます。
山火事までは「エンデヴァーに自分を見てほしい」、「(エンデヴァーに認められる)ヒーローになりたい」という気持ちがありそうです。
とすれば、瀬古都岳に来てくれなかったことが恨むきっかけと考えるのが自然ですね。
山火事後
燈矢が山火事を起こして死んだことになるまでの経緯が明らかになりました。
あとは山火事の後に何が起こったのかだけが謎な部分ですね。
わざと山火事を起こしたわけではないので、なんとか自力で逃げ延びたか誰かに保護されたのでしょう。
荼毘と言えば、ステインの思想に心酔しているのも重要な点です。まだいまいち轟家の問題とは繋がらないですが。
一人のキャラクターにそこまで沢山の要素を詰め込まないと考えると、
山火事後に「人生のターニングポイントになる出来事」は、ステインの思想の獲得以外には起こらないと思います。
いつステインのことを知ったのはわかりませんが、燈矢がパソコンをいじっている描写があったので、ネットサーフィンもよくしていたのかもしれません。
当時ステインは演説活動をしていた頃です。
一部のネット民には指示されていて、燈矢もそれを知っていたという可能性もありますね。
そして燈矢が夏雄に話していた中には「これが現代ヒーローなんだぜ」と失望しているかのような発言があります。
理由は違えど「現代ヒーローに失望」している点は同じです。
ステインの思想に惹かれるのも納得がいきますね。
ホークスとジーニスト
病室の外ではホークスとベストジーニストが聞いていました。
ホークスは「エンデヴァーの力になりたい」というようなことを言っていましたので、なんらかの形でエンデヴァーに協力することになりそうです。
しかし轟家の問題は話し終わってどうするか決まったところです。
ホークスが助言したりの必要はなさそうです。
あるとすれば荼毘についての情報提供くらいでしょう。
ホークスは連合と取り合う為に荼毘とコンタクトを取っていましたので、現在の荼毘についてはヒーロー側では一番詳しいはず。
荼毘がホークスの過去を調べたように、ホークスが燈矢が消えてからのことを調べてくるかもしれませんね。
もう一つエンデヴァーが抱えている問題としては、No.1ヒーローとしての責任問題や、マスコミの対処などがあります。
ちょうどNo.2とNo.3が揃っていますので、現在のヒーロー不信の社会を打破するような行動を起こしてくれるかもしれません。
次回以降の展開予想
轟家の過去と家族会議も終わり、次回がどんな展開になるかは難しいですね。
最後にホークスとジーニストが描かれたので、次回はまた二人の話になるかもしれませんし、デクやかっちゃんの話になる可能性もあります。
何にしてもしばらくは病院でのエピソードや敵連合の動向、過去編、社会情勢などが続くでしょう。
なかなか暗い話が多いですが、伏線がどんどん回収されてもいます。
注意深く読んでいきたいところです。
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