週刊少年ジャンプにて新連載が始まりました!
鈴木裕斗先生による「SAKAMOTO DAYS」です。
才気迸る新鋭が描くソリッドコメディアクションと紹介されています。
当サイトでもネタバレと考察をしていこうと思います。
1話 ネタバレ
巻頭カラー
町外れにある古びた坂本商店。
外では小学生が遊び、一角ではラーメンをすする男。
坂本
髪を後ろで束ねた眼鏡の男。煙草を吸いその手には銃を持っています。
「最強の殺し屋がいた。その名も坂本太郎」
ビルの中で銃を持った複数の男を一瞬で全滅させる坂本。
彼は全ての悪党から恐れられ、全ての殺し屋の憧れでした。
しかしある日坂本は、ボブヘアーでニッコリ笑いながら「いらっしゃっせエー」というコンビニ店員の女の子に恋をしました。眼鏡が割れるほどの衝撃だったようです。
引退、結婚、出産。出会ってから2ページで出産しました。
「そして、坂本は太った」
SLIMと書いたTシャツを着て床に寝転がっています。その姿は安西先生そっくり。
奥さん似の娘さんが坂本に抱き着き、奥さんはそれを見て後ろでニッコリ笑っています。
なんて幸せそうな家庭なんでしょう。
エスパー シン
坂本商店の前には金髪の青年。「さがしましたよ…坂本さん」
店の中では小学生がガラスにマトを描き、「弓矢に当てたらジュース一本タダねぇ」と言いながら遊んでいます。
弓矢をはずし、もう一回挑戦しようと弓矢を拾う少年ですが、ランドセルが閉まっておらず、中身を落としてしまいます。
その中には墨汁もあり、他のお客さんのズボンにかかってしまいました。
墨汁がかかった男は怒り、少年につかみかかります。
「殺す」といって殴りかかろうとした瞬間、坂本がその手を掴みました。
そして持っていたペンで喉元を一突き!
というのは想像で、男は「気味わりぃデブだぜ」と言いながら去っていきました。
「あぶない…ブチ殺すところだった」と安堵する坂本に、「さすがですね」と声がかかります。
「僕には”視え”ました」と言う金髪の青年は、エスパーの殺し屋、シン。
「お久しぶりです」と自己紹介するシンでしたが、次の瞬間、顎を殴り首を折る坂本!
というのも坂本の想像。
ですが、エスパーのシンは人の考えていることがわかります。「なんですぐ想像で殺すんですかっ!」と顎をおさえながら焦っています。
便利屋坂本
店の外のテーブルとイスで話をする坂本とシン。
シンは「殺し屋に戻りましょう」と坂本を説得しようとしていますが、「殺し屋には戻らない」と考える坂本。
エスパーだからそれで会話が成り立ってしまうんですね。
坂本の変わり果てた姿にガッカリするシンですが、坂本は気にも留めずカップ麺をすすります。
呆れた様子で煙草に火をつけようとした瞬間、煙草はスパッと切れ、困惑するシン。
カッターを持った坂本が麺をすすりながら、「禁煙」の張り紙を指さしていました。
「太ってもいつでもお前なんて殺せるというメッセージか?」とその速さに驚くシン。
そこへ配達中の蕎麦屋らしき人が、坂本に「ちょっとお願いがある」と声をかけました。
「まさか殺しの依頼か?」と身構えたシンでしたが、お願いとは高い木の剪定でした。
ぼうぼうの木を一瞬でシュパッと整えてしまう坂本。
それだけでは終わらず、野菜を食べない女の子に美味しく野菜を食べさせたり、「ボールが一個しかない」となく小学生にボールを二つにちぎってあげたり…
シンは「町の便利屋もやっているのか」と驚愕しますします。
「今のあなたは実に滑稽ですがね」とかっこつけながら去ろうとしますが、小学生が放った吸盤の弓矢が頭に命中。
「クソガキィ」とキレるシン。
ボスと電話
シンは車に戻り、「やっぱかっけえーなあー」と坂本を思い出します。
「もっかい一緒にはたらきてえなあー」と取り乱しています。
その時シンに電話がかかってきました。
組織のボスからで、「坂本を説得できたのか?」と確認の電話でした。
「いえ」とシンが答えると「じゃあ殺したのか?」とボス。
「今はもう脅威じゃない」とごまかそうとしますが、「組織を勝手に抜けたヤツは殺すのが決まり」とボスは怒ります。
「自分が坂本を殺さなくても誰かがやるなら」と、シンは自分で坂本を殺すことを決心しました。
坂本とシンの戦闘
次の日、シンはまた坂本商店に来ていました。
小学生が遊びに誘いますが、シンは「戦争の時間なんだ」と銃を準備し店の中へ入りました。
「別れの挨拶をするために来た」と言いながら不意打ちで銃を撃つシン。
坂本は舐めている飴を飛ばし弾丸の軌道を変えました。
アイスキャンディがシンの顔のすぐ前に飛んできて、シンが避けた時には坂本はその場にもういません。
シンでも思考が読めず、「どこだ!」と叫んでいます。
坂本は商品棚の陰から、飴玉と輪ゴムの即席パチンコで攻撃します。
シンは避けながら回り込みましたが、顔面にシュークリームが的中。
シンは体勢を立て直そうとしますが、坂本はもうシンの後ろにいます。
坂本の蹴りが入り、商品棚二つを壊しながらシンが吹っ飛びました。
夕飯
目が覚めると、坂本の奥さんと娘がいました。
そこは坂本商店の2階で、夕飯を振る舞われていました。
毒を盛られているのかと疑いながら食べるシンでしたが、「うまい!あったかい!」と感激して泣いてしまいました。
それを見て奥さんは「昔のあなたと同じ反応」とほほ笑んでいます。
シンは「この何て事ない日常を守るために殺し屋をやめたのか」と納得します。
店を立ち去るシンに対し、坂本は「またのご来店をお待ちしております」の張り紙を指さしました。
「やっぱ敵わねえな~坂本さんには」と思うシンでした。
殺し屋軍団との戦闘
シンは組織の人達に囲まれてボスと話していました。
シンは土下座をして「坂本を見逃してくれ」と懇願しますが、願いは聞き入れてもらえませんでした。
シンは自分に銃を向けて「自分が死ぬから坂本を見逃してくれ」と言います。
ボスは「いいだろう」と坂本を殺さないことを約束します。
しかし、その頭の中では「なわけねえ~だろ」と考えていました。
「丸聞こえだぜ」と銃を構えるシン。シンはエスパーなのでボスの考えていることもわかります。
ボスはシンを殺せと命令し銃撃戦が始まりました。
坂本商店では坂本がヘッドホンでその音を聞いていました。
坂本がレジをいじると、店の壁がひっくり返り、大量の武器がでてきました。
坂本は数種類の武器を選び出しました。
シンは物陰に隠れていました。思考を読むことで大人数相手でしたがやり過ごせていました。
しかし、右足に一発くらい、3人に囲まれてしまいました。
死を覚悟したその時、坂本が現れ銃型のスタンガンで三人に電撃を食らわせました。
生き残っている殺し屋たちは、すぐに坂本を殺そうと襲いかかります。
しかし、一瞬のうちに敵の銃を分解して殴り倒します。
その隙に後ろから敵がナイフで襲いかかりますが、その腕を掴み裏拳をくらわせました。
残るはボスとその近くにいる2人のみ。
「一斉に撃つぞ」と銃を構えましたが、次の瞬間には坂本はそこまで迫っており、三人を切りつけました。
「これが伝説の殺し屋、坂本太郎」とシンは唖然としていました。
盗聴器
シンは我に返り、なぜここにいるのか聞きました。
坂本はシンの銃から盗聴器を取り出しました。
シンは「オレの事信用してねーな」と少しガッカリした様子。
坂本に「決めたんです。オレ…この街を…」と何か言いかけるシンに坂本はエプロンを渡しました。
「時給800円…850円…」と考え、「残業手当て無…アリ」と呟きました。
シンのバイト
坂本とシンは坂本商店のレジにいました。
ラーメンを食べる坂本に「やめてもらっていいですか」と言うシン。
坂本の奥さんと娘も似合っているとシンを褒めていました。
シンは洗剤が見つからず困っているお婆さんに気が付きます。
シンは洗剤を渡し、「何も言ってないのによくわかったね~」とお礼を言われました。坂本も少し笑っているような表情でした。
小学生にからまれ「前の仕事は何だったの?」と聞かれますが、「しゃべったら殺す」と頭の中で脅されていました。
「こうして再びオレは坂本さんと一緒に働く事になった」というナレーションで第1話終了。
考察
SAKAMOTO DAYS面白いですね~!
無口な坂本とエスパーで会話出来るって設定が面白いですね。
どんな話になるのか気になります!
では1話では考察することもあまりないですが、いくつか気になる点があったので見ていきましょう。
考察1 登場人物
巻頭の見開きで、今回登場していないキャラも何人か登場しました。
長い髪でロングコートの男、チャイナ服の女、刈り上げで紫のスーツを着た男、銀髪で長い棒を背中に担ぐ男の4人です。
今後登場するのですが、どんな立場なんでしょう。
よくあるパターンでは、一度戦うものの坂本に敗れ仲間になるとかでうかね。
ライバルポジションの人もいるかもしれません。
坂本は、引退したものの最強の男ですから、いろんな人に命を狙われることになるでしょう。
見るからに強そうな雰囲気を漂わせている4人ですから、迫力たっぷりのバトルが見れるかもしれません。
考察2 奥さんとの関係
奥さんは坂本が元殺し屋のことを知っているのでしょうか?
シンが夕飯を食べて感激してるのを見て「同じ反応だ」と言っていましたし、知っているのかもしれませんよね。
まだなんとも言えませんが、次回予告で「奥さんとの秘密が明らかに!」とありましたので、すぐわかるかもしれませんね!
考察3 特殊能力
シンはエスパーでしたが、他にも特殊能力者が現れるのでしょうか?
シンはエスパーを隠していませんでしたし、驚く人もいませんでした。
この世界では特殊能力もそんなに珍しくないのかもしれません。
坂本が激つよなので、能力持ちでもないと太刀打ちできないかもしれません。
段々と能力者が登場して能力バトルものになっていく可能性はありそうですね。
考察4 この街を…
シンは「今日でこの街を…」と言っているところを遮られました。
普通に考えれば、「この街を去る」と言おうとしたのでしょうが、もし別のことだったら…
いや、考えすぎですかね。
文脈的に他の言葉は思いつきません。
考察6 坂本は喋る?
坂本、今回の話で一回だけ喋りましたね!
さすがに第一話で間違いってこともないでしょうし、喋ることもあるとわかりました。
どんな状況で言葉を発するのか、なにか条件があるかもしれません。
坂本が喋るシーンは要チェックですね!
今後の展開の予想
とりあえず次回は奥さんと坂本の秘密が明らかになるっぽいです。
ただの過去の回想なのか、早速新キャラが登場するのか…
まだ1話なので予想は難しいですが、月曜日の楽しみが増えました!
期待して待ちましょう。
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